■気になる関係 エッフェル塔にはもう何度か上っている。「ちゃっちゃと上って早く帰ろう」なんて密かに思っていたら、夜だというのに入場券の販売窓口には長蛇の列。とても早く終わりそうにはない。 みんな近隣諸国から来てるのかしら・・・と、ぼんやり周りを眺めていると、我々の前にいた白人女性が目にとまった。 小さな顔、手入れの施された金色の長い髪、上品な白いウールのコート。胸元にはゴージャスな首飾りがキラキラと輝いている。欧米人にしては可愛らしい顔立ちで、歳は30代前半くらい。 彼女の隣にいる銀髪の男性は、ぐっと年上の50代といったところ。ポロシャツにセーターとコットンパンツという格好ながら、やはり上品さが漂っている。アメリカ人(おそらく)でこんなにキレイな身なりをしている男性は、ゲイか本当のお金持ちだが、恐らく後者だろう。 「親子・・・じゃないよね」 「夫婦か恋人かなぁ・・・」 などと、我々が勝手な想像を繰り広げながら見ていると、この2人にはさらに男女4人の連れがいることがわかった。彼らは先述の女性よりは若く、おそらく10代後半から20代。同様にブランド物の衣服に身を包んではいるが、どうにも品がない。 しかも4人が白いコートの彼女と血縁関係にあるとは思えないが、銀髪の男性の話しぶりからすると、4人と男性は親子のようだ。 ・・・ということは? 旦那「あの4人は男性の前妻の子供だな。で、あのキレイな彼女は後妻なんだよ」 私 「なるほど。・・・でもあの4人、男性にもあんまり似てないけど」 旦那「前妻似なんじゃない?」 私 「それにあの後妻はずいぶん若くない?」 旦那「いや、顎のラインとか目元とかよく見てごらんよ。若く見えるけど、実は結構歳だよ。部分的に直してるかもしれないし」 ほほー、そう言われて見れば確かに。 ・・・っていうか旦那よ、その鋭い洞察力は他で活かしてほしい・・・。 くだらない話をしている間に列は進み、我々は頂上でぼんやりしたオレンジ色の夜景を眺め、降りてきたのだった。 ■パリ最後の夜も・・・ 「そこから見るエッフェル塔が最高なんだよ!!」 と旦那が力説するので、向かいの高台へ行くことに。エッフェル塔全体が正面に見えるとあって、こちらも観光客で賑わっている。その場にいたアメリカ人に写真を頼まれたので、こちらもお願いして数少ないツーショットを撮ってもらい、最後の夜にしてやっと新婚旅行らしくなってきた・・・かと思いきや。 帰りのメトロの入口が見つからず(時間が遅くて閉まっていた)、散々迷ったためにホテル近辺に着いたのが10時過ぎ。近くのレストランに入るも、閉店間際で店員にやる気がなく、料理もいまいち・・・。 パリ最後の夜も、やはりいまいち不穏なまま終わっていくのだった。 ま、でも一緒にとった写真、なかなかよかったからいっか!
by maiko425
| 2005-04-13 22:58
| 旅行
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